【保存版】カジュアル着物の種類とは?おすすめのレンタルショップもご紹介☆

着物の基礎知識

着物というと礼装のイメージが強い方も多いかと思いますが、洋服と同様着物にも普段着がきちんとあるんです。

けれども、カジュアル着物と一口にいってもその種類はさまざまで、ものによって格が異なります。

では、具体的にどんな種類があって、それぞれどのような違いがあるのでしょうか?

カジュアル着物の格

格の順番

江戸小紋 > 小紋> 御召 > 紬>木綿>ウール

一般的に、カジュアル着の中で最も格が高いのは江戸小紋とされています。

紋入りの江戸小紋や華やかな友禅染めの小紋などであれば、準礼装として着用できる場合もあります。

着ていく場所やシーンや会いに行く相手などによって、上手に使い分けていきましょう。

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カジュアル着物に合わせる帯

一般的にカジュアル向けとされる帯は、名古屋帯・洒落袋帯・京袋帯・半幅帯です。

ただし、帯の組み合わせも、着物の種類や柄によっては格が合わないものも。

例えば、上品で落ち着いた印象の江戸小紋に、カジュアル感の強い半幅帯を合わせると、素材や柄によっては不釣り合いに見えることもあるので気をつけましょう。

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江戸小紋(えどこもん)

江戸小紋は小紋の仲間。ジュアル着物の中でももっとも上品に着こなせる着物

遠くから見ると無地に見える

江戸小紋の特徴と言えば、遠くから見えると無地にも見える繊細な柄

彫師によってとても細かい伊勢型紙が作られ、その型紙をもとに染め師がきれいに染め上げます。

柄が細かいほど着物の格が上がります。

江戸小紋の発祥は武士の礼装?

江戸小紋は、武士の礼装・裃(かみしも)に由来しています。

江戸時代、藩の定め柄を模様にした裃が作られるようになり、次第に庶民にも流行。

江戸小紋の特徴である繊細な模様や落ち着いた雰囲気は、江戸時代に出された「奢侈禁制令(贅沢禁止令)」によって定着したものです。

定め小紋といわれ小紋

江戸小紋には、主に武士の裃に由来する定め小紋と庶民生まれのいわれ小紋があります。

定め小紋のほうが格が高く、その中でも別格とされるのが 鮫・行儀・通しの江戸小紋三役と呼ばれるの柄です。

一方のいわれ小紋は、吉祥文様や植物・家具・自然など身近なものがモチーフになったもの。

縁起がいいとされる末広がりの扇子柄や、魔よけの柄とされる唐辛子柄など、江戸らしい粋の効いた柄が多く見られます。

紋入りはフォーマルでもOK

カジュアル着物としてご紹介している江戸小紋ですが、定め小紋の場合、紋を入れれば略礼装としてフォーマルシーンでの着用もOK

もともと武士の礼装が由来しているため、帯の合わせ方などによっては格の高い装いになります。

ちなみに、紋を入れる場合は、着物と同系色の縫いの一つ紋がおすすめです。

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小紋(こもん)

小紋は、カジュアル着物の代表格。
普段のお出かけの時はもちろん、柄などによってはセミフォーマルなシーンで着用することもできます。

小紋の生地

小紋は正絹、もしくはポリエステルなのが一般的です。
※木綿やウール素材のものは、そのまま木綿の着物、ウールの着物と呼びます。

染めの着物

小紋は染めによって柄がつけられています。一方織りで柄が出ているものは、紬です。

小紋には、友禅のように手で染められている手染めプリントの2種類があります。

柄の特長

着物全体に同じ文様が繰り返されているという特徴を持っているのが小紋。

ちなみに、着物を広げたときに一枚の絵のように続いているものは、訪問着や振袖などの礼装に多く見られます。

紬(つむぎ)

織った生地に彩色を施していく染めの着物に対して、先に染めた糸を織って柄を出す織りの着物。

もともと紬は、養蚕農家がくず繭から自家用の着物を作ったことから生まれたのだそう。

織りならではのざっくりとした素朴な風合いで洋服のようなカジュアルさがあり、街にも馴染みやすい着物です。

紬は普段着で楽しむ着物

紬は、どんなに高価なものでも一般的にフォーマルにはNG

たまに紬の付け下げというものを見ることもありますが、これもフォーマルには向きません。

通常の紬よりは格が上がるので、縫いの一つ紋を付けたりして軽いお茶会くらいなどであれば良いでしょう。

ただし、最近はフォーマルの定義も多様化しているので、従来は紬NGだったシーンでも許容される場合も。

全国各地で織られている織物

紬は、全国各地で織られているため、大島紬、結城紬など、産地名を付けたものが多く見られることも特長です。

木綿の着物

もともと木綿の着物は室町時代に伝わり、その後全国に普及。
江戸時代中期ごろには庶民の普段着として広まりました。

洋服感覚で着れる

木綿は洋服にも使われる素材。そのため風合いも馴染みやすく、紬と同様洋服感覚でカジュアルに着ることができます。

ただし、基本的にフォーマルシーンではNG

あくまで普段着として楽しむようにしましょう。

また、木綿の着物は単衣仕立てが一般的なので、真夏を除いて秋・冬・春と3シーズンで活躍してくれます。

お手入れが楽ちん

木綿は何といってもそのお手入れのしやすさがポイント。

自宅で洗えるので、気兼ねなく楽しむことができます。

ただし、木綿は縮みやすい素材なので、仕立てる場合は「水通し」をしてあらかじめ生地を縮ませておくのがおすすめ。

とはいえ、水通しを行っていても洗濯をすると多少縮んでしまうので気をつけましょう。

デニムは着物でも大活躍!

最近人気なのが、デニムの着物。これも木綿で作られています。

ジーパンと同様、着る人をあまり選ばず、どんな帯でも合わせやすいという利点がありま
す。

洋服をコーディネートするような感覚でおしゃれできるので、初心者さんにはおすすめの素材の一つでもあります。

着付けもしやすい

絹やポリエステルの着物だと、どうしてもつるつる滑ってしまい、最初の方は着付けのしにくさを感じることも。

対して木綿は、生地が滑らないので着付けが楽で着崩れもしにくいというメリットもあります。

ポリエステルの着物

安くてお手入れが楽だけど、通気性が悪いし、肌触りが良くない…などと言われてきたポリエステルの着物。

しかし最近では、一見絹と変わらないくらい質の高いものも増えてきています。

また、シンプルな無地の物なものから華やかな色柄のものまで、そのデザインは多種多様。

今回はカジュアル着物として紹介していますが、上質なポリエステルの訪問着や留袖、振袖などもあり、フォーマルな場で着用されることもあります。

とにかくお手入れが簡単

ポリエステルは、他の素材と比べて何といってもお手入れが楽。

洗濯機で洗える、しわになりにくい、型崩れしない、黄変や色褪せが少ない、値段が手ごろ、そして雨の日でもOK。

一枚持っていると何かと活躍してくれる素材でもあります。

着付けしにくいことも

ポリエステルはつるつるした肌触りなので、絹や木綿と比べて滑りやすくなっています。

そのため、特に初心者の場合は、着付けのしにくさや着崩れが気になるかもしれません。

ちなみに、ポリエステル以外でも、ナイロンやレーヨンなどが使われていることもあり、これらの化学繊維の着物を総称して化繊の着物などと呼んでいます。

絹より安くて色んな柄があるので、冒険するならこのような化繊の着物がぴったりです。

おすすめの着物レンタルショップ

着物を着たいけど、「自分で着付けができない」「お手入れや管理が難しそう」「値段が高くてちょっと買えない…」という方も少なくないはず。

そんな時は、レンタルで楽しむのも一つの手。

リーズナブルなお値段で、たくさんのラインナップの中から選べるので、気負うことなく存分に着物コーデを楽しめます♪

今回は、スマホでも簡単に予約できるおすすめのレンタルショップを2件ご紹介!

夢館

老舗呉服店が営む着物レンタルのパイオニア的存在の『夢館』。

振袖はもちろん、浴衣から婚礼衣装まで幅広いシーンでの着物レンタルを展開しています。京都にある実店舗には、和裁士をはじめとした国家資格を持つプロが多数在籍しているとのこと。

老舗ならではの確かな実績と信頼で、着物のわからないことにも的確にサポートしてくれる頼もしいショップです。

着物レンタルwargo

京都・大阪・東京など全国に店舗を展開する着物レンタルサービス【きものレンタルwargo】

デザインは王道の古典柄はもちろん、アンティークや作家物など豊富なバリエーションから選ぶことができます。

しかも、WEB決済でなんと2,900円(税抜)~という良心的な価格も見逃せません!

近くに店舗がある方は、直接店頭に行って着物を手に取って選んでもOKです。

おわりに

ここでは、各着物の特長とともに、一般的な格や着用シーンについて紹介しました。

けれども、最近では結婚式などフォーマルとされる場においても、カジュアルテイストで楽しむパターンも出てきており、一概には言えない部分があります。

その時々のシーンやご一緒する相手によって柔軟に対応するのも、着物をファッションとして楽しむ醍醐味となるので、ぜひ気負わずトライしてみてください!