【保存版】袋帯から名古屋帯、半幅帯まで!帯の種類を一挙大公開

帯の基礎知識

こんにちは、カジュアル着物愛好家さないです!

着物を楽しむうえで欠かせないのが帯。

着物と同様帯にもさまざまな種類があり、着物の格やTPOによって上手く使い分けることがポイントです。

今回は、帯の種類をまとめてご紹介するので、改めてチェックしてみましょう♪

帯の格

丸帯 > 袋帯 > 名古屋帯・京袋帯 > 半幅帯 > 兵児帯

一般的には丸帯・袋帯はフォーマル用名古屋帯や京袋帯は普段着用半幅帯や兵児帯はさらにカジュアルな装いに合わせるものになります。

帯の種類

丸帯

写真:JerryLai0208

丸帯は江戸中期に誕生したフォーマル帯の一種で、もっとも格式が高い帯とされています。

袋帯が2枚の生地を重ねて縫い合わせることによって作られるのに対し、丸帯は広幅(68cm)に織られた綾織の生地を二つ折りにして仕立てられます。(片縫い袋仕立て)

長さは3m60cm~4m程度と、名古屋帯と同じくらいです。

表裏に模様が入っている

そして、表にも裏にも模様があるのが丸帯の大きな特徴

そのため袋帯に比べて重く、芯を入れると約3kgになる場合もあるのだとか!

ずしりとした重厚感と豪華さがあり、昔は重ければ重いほどいいとされていたそうです。

だらり結びが大流行

丸帯が流行した江戸時代中期、女性の服装や髪型は豪華なものが好まれたことから、両面に華やかな柄が施された丸帯が誕生。

当時の人気歌舞伎役者、上村吉弥が娘役で結んだ「だらり結び」は大流行しました。

戦前の礼装はもっぱらこの丸帯が使われていたものの、重くて結びづらいことから現在では袋帯が主流に。

最近では丸帯はほとんど見られなくなりましたが、舞妓さんや花嫁衣装には今でも使われています。

袋帯

フォーマル帯の定番・袋帯。

黒留から振袖、訪問着まで、一般的な礼装すべてに着用される帯です。

帯の表全体に柄があるものを全通(ぜんつう)、結んだ時に見える部分(6割程度)にだけ柄が付いているものを六通(ろくつう)と呼びます。

袋帯の長さ

袋帯の長さは約4m20cm~50cm。お太鼓にすると二重太鼓になります。

お太鼓を二重にすることで、「慶事が重なるように」との意味を表すのだそう。

袋仕立て

袋帯の「袋」とは、袋仕立てという仕立て方が由来。

帯の生地の表地と裏地を別々にして、織り幅の両耳を縫い合わせる仕立て方法のことで、芯は入れずに仕立てることが多いです。

夏は絽や紗の袋帯になります。

袋帯と洒落袋帯

金糸や銀糸が入った華やかな袋帯は、フォーマル向け。

留袖や振袖、華やかな訪問着などに着用します。

一方で洒落袋帯と呼ばれるものもあり、こちらは金糸や銀糸が入っていないカジュアル向けのもの。

江戸小紋小紋などにあわせます。

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名古屋帯

カジュアル向けの帯。小紋や紬などに合わせます。

長さは袋帯よりも短くて、約3.6mです。

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京袋帯

京袋帯とは、袋帯の一つ。

通常の袋帯と同じで袋仕立てになっていますが、大きな特徴は長さが短いこと。

袋帯よりも短く、だいたい3m60cm程度。これは名古屋帯と同じ長さです。

フォーマル向けの袋帯とは違い、京袋帯は一重太鼓にしかできないのでカジュアル向きとされています。

ただし、金糸や銀糸が入った華やかなものであれば、色無地や江戸小紋などに合わせてセミフォーマルにも着用可能です。

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半幅帯・兵児帯

半幅帯は、カジュアル着物や浴衣に合わせる帯。長さはだいたい3.6m~4m

袋帯や名古屋帯よりも、多彩な結び方を気軽に楽しめるという点が魅力です。

半幅帯よりもさらにカジュアルな印象の帯になるのが兵児帯(へこおび)

結び方も簡単で、アレンジの自由度の高い帯です。

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帯の柄

柄の付き方には以下の3タイプがあります。

(上)全通柄・・・帯全体に柄が入っているので、どのように結んでもきちんと柄が出ます。

(中)六通柄・・・袋帯や名古屋帯で最も多くみられる柄。全体の6割に柄が入っています。

(下)お太鼓柄・・・前帯とお太鼓に当たる部分にだけ模様が入っています。名古屋帯に多く見られる柄。

お太鼓柄の場合、きちんと前帯部分とお太鼓部分に柄が出るように調節しなくてはならないため、初心者さんには全通柄や六通柄のほうが着付けしやすいでしょう。

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一口に帯といってもその種類はさまざま。上手に使い分けながら、コーディネートを楽しんでくださいね♪

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