和装の帯の一種、兵児帯(へこおび)。
子供や男性向けのイメージがあるかもしれませんが、近年は大人女子でも締めやすい質感や色柄のものが豊富に登場しており、簡単&オシャレに結べるカジュアル帯として半幅帯と並ぶ人気を得つつあります。
今回は、そんな兵児帯の魅力に迫ります!
※本ページはプロモーションが含まれています
兵児帯とは

兵児帯は、薩摩兵児(薩摩の青年)たちが普段着用に締めていた帯を由来としています。それが明治時代になると男性用の帯として全国に広まり、次第に子供にも普及。
近年では女性の間にも広まり、手軽に結べるカジュアル帯として支持されるようになりました。
半幅帯よりも柔らかいので、ふんわりとしたシルエットになるのが特長。絹や木綿、ウール、ポリエステルなどさまざま素材のものがあります。
また、多くは一面に柄が施された全通柄なので結び方の制約が少なく、さまざまなアレンジができる点も魅力です。
兵児帯と半幅帯の違いとは?

半幅帯とは、袋帯や名古屋帯よりも帯幅が狭く、仕上がりが約半分の15cm程度の帯のこと。兵児帯よりも厚みのあるしなやかな生地感が特長です。
半幅帯には主に2つのタイプがあります。
・小袋帯(こぶくろおび):袋状に仕立てられた半幅帯のこと。
単帯は主に浴衣や袴に使われることがほとんど。
一方の小袋帯は、程よい厚みがあるので着物の風合いともなじみやすいため、浴衣だけでなく普段着用の帯としても使われています。
素材は、絹だけでなく、ポリエステルや木綿、麻などさまざま。色柄も多彩な上、リバーシブルになっているものが多く、1本で2倍楽しむことができます。
兵児帯のメリット
②収納しやすい
③袋帯や名古屋帯より値段が手頃
④アレンジの幅が広い
兵児帯も半幅帯も、帯枕や帯締めなどがなくても結べるので、時短で着付けしたいときに便利。たたみ方も簡単、かつコンパクトに収まるので収納しやすく、名古屋帯や袋帯よりも手ごろな価格で購入できるので、初心者の方でも気負わずトライしやすい点が魅力です。
また、兵児帯は結び方も多彩。半幅帯のような高いアレンジ性を持ちつつ、幅広なのでお太鼓結びや銀座結びにすることも可能。半幅帯と名古屋帯のいいとこどりをしたような使い勝手の良さを発揮してくれます。
兵児帯にあわせる着物
兵児帯はカジュアルシーンで結ぶ帯。
そのため、着物も小紋や紬、木綿の着物、麻の着物など、カジュアル向けのものに合わせます。
兵児帯のアレンジ方法3選
兵児帯には色々な結び方がありますが、その代表的なものをご紹介します♪
(1)ふんわりリボン結び
(2)三連仮紐引き出しリボン
(3)パタパタ結びアレンジ
簡単にオシャレな帯結びを叶えてくれる兵児帯。
まだ試したことがないという方は、この機会にぜひチャレンジしてみてくださいね!