近年、カジュアル着物において定番となりつつあるデニムの着物。洋服同様どんなアイテムにもあわせやすく、シンプルから個性的なコーディネートまで幅広く楽しめる点が支持されています。
また、お手入れもしやすいので着物初心者さんにもおすすめです。
そんな一枚持っておくと重宝するデニム着物の魅力をまとめてみました♪
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デニム着物とは?
その名の通り、デニム素材で作られた着物のこと。
裏地が付いていない単衣仕立てで作られていますが、木綿の着物と同じように真夏を除いたスリーシーズンで着用することができます。
デニム着物のメリット
帯や小物合わせがしやすい
デニム着物の最大のメリットともいえるのが、合わせる帯や小物を選ばないところ。無地でも地味になりすぎず、ワンピース感覚でコーディネートできるので、初心者さんでも気軽にオシャレを楽しめます。
お手入れが簡単
お手入れは、基本的に普段の洋服と同じでOK。
絹の着物のように着物クリーニングに出したり、虫干ししたりする必要もありません。洗濯も着るたびにする必要はありませんが、洗う際は色落ちする場合があるので気を付けましょう!
デニム着物はインディゴ染料(藍)で染めてありますので、その性質上どうしても色落ち、色移りいたします。最初のお洗濯の場合は、他のものとのお洗濯を避けてください。濡れた状態での摩擦により色落ちしやすくなります。
参考:kimono modern HPより
はじめに2~3回のお洗濯されるまでは、できるだけ濃い色合いの帯を合わせられることをおすすめいたします。薄い色の帯をご着用になる場合は、伊達締めや帯板などで帯にかかる部分をガードされるようにしてください。
値段が手ごろ
デニム着物は、絹の着物よりも価格帯が低め。生地感やデザイン、縫製などよって差はありますが、安いものであれば1万円前後で買えます。
反物ではなくプレタ販売のものが多いので、購入してすぐに着用できる点もメリットです。
和洋ミックスコーデもしやすい!
デニムは、洋装アイテムと相性抜群。
帽子やスニーカー、ブラウス、パーカーなどを違和感なく自由に合わせられるので、一見難しそうな和洋ミックスコーデにも気軽にトライできます。
デニム着物を着ていけるシーンと合わせる帯は?
デニム着物はカジュアルシーン向けの着物。
そのため、結婚式や式典などのフォーマルシーンや少しかしこまった場に着ていくことは基本的にNGです。
帯はカジュアルな名古屋帯や洒落袋帯、半幅帯などをあわせます。
デニム着物のコーディネート例
▲レースの半衿と紬地の名古屋帯をあわせたシンプルなカジュアルコーデ。
▲ボーダーのニットと洋服用のブルゾンを合わせた洋服ミックスコーデ。帯は木綿の半幅帯。
▲デニムはシンプルなので、帯や半衿を柄×柄で組み合わせるのもお手の物。
▲ハットにブラウス、パンプスを合わせた和洋ミックスコーデ。靴を合わせる場合は、着物は少し短めに着付けが方が歩きやすく、また見た目のバランスも良いです。
▲インナーにパーカーを組み合わせて、思い切りカジュアルダウン。
衿元にレースをプラスして、ガーリーテイストに。
▲柄物のシャツをインナーに。衿元と袖口から除くシャツの柄が、コーディネートのアクセントになります。
初心者から上級者まで幅広く愛されるデニム着物。1枚手元にあると、きっとあなたの着物の世界を広げてくれるはずです。またトライしたことがない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?