夏着物・単衣としても着れる!3wayのハイスぺ素材「セオアルファ」の浴衣の特徴とは

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みなさん「セオアルファ(セオα)」という素材を聞いたことがあるでしょうか?
浴衣などに使われる夏向けの素材なのですが、実は浴衣としてだけでなく、夏着物や単衣としても着ることができるんです!今回はそんなセオアルファの浴衣の特徴をご紹介します。

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セオアルファの特徴とは?

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セオアルファとは、東レが開発した合成繊維のこと。さらりとした肌触りと心地よい軽量感、そしてすぐれた吸水性を兼ね備えているので、夏物のブラウスやジャケット、肌着などにも使われています。

新合繊の特色であるソフトな膨らみと張り・腰のあるドレープ性などの高感度な質感に加え、綿100%素材を上回る吸水性を有する清涼快適新合繊です。繊維断面形状の設計と混繊技術を駆使することで軽量感とサラサラしたドライ感を実現するとともに、毛細管吸収構造により優れた吸水効果を発揮します。

東レHP

セオアルファ浴衣のメリット&デメリットは?

メリット

お手入れが簡単

セオアルファは、家庭用の洗濯機で洗えるのがいいところ。汚れや汗を気にしなくてもいいですし、急な雨にみまわれても安心です。シワになりにくいので、アイロンなしでもOK。

夏着物や単衣としても着れる

柄にもよりますが、浴衣としてだけでなく、下に襦袢を着て足袋&草履を履けば夏着物や単衣として着用可能。着物として着ることで、浴衣ではカジュアルすぎていけない場所にも行きやすくなるので、お出かけの幅も広がるはずです。ただし、あくまで普段着なのでかしこまった場での着用は控えたほうが◎。

浴衣を着物風に着るコツとは?>>

セオアルファならではの色柄を楽しめる

化繊ならではの鮮やかな色彩やモダンなデザインが多い点も魅力。絹や木綿とは一味違ったコーディネートを満喫できます。

デメリット

着付けしにくい

セオアルファはさらりとしたなめらかな肌触りが魅力ですが、その分すべりやすいため、特に初心者の方は着付けしにくかったり、着崩れしやすくなったりすることも。コツをつかむまでは難しいと感じる方もいるかもしれません。

価格が少し高め

和装版ファストファッションともいえる浴衣は、安いものであれば数千円程度で購入することが可能です。けれども、セオアルファは安くてもだいたい3万円以上。気軽に購入するには少々値段が高めになります。

セオアルファを着れる季節はいつ?

一般的な着物カレンダー

浴衣としては7月・8月に着るのが基本ですが、セオアルファは透け感がないため単衣として着れば初夏(6月頃)~初秋(9月頃)までOK。ただし、色柄によっては季節にそぐわない場合もあるので気を付けましょう。

9月や10月に浴衣を着てもOK?>>

セオアルファの浴衣はどこで買える?

セオアルファの浴衣は、呉服店やネットショップなどで購入可能。数はあまり多くありませんが、リサイクル着物店で買えることもあります。
買い方としてはプレタ・反物両方があるので、好みにあわせてチョイスしてみましょう。

着物として着る方法

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セオアルファの浴衣

セオアルファの浴衣を着物として着たいときは、どのように着付ければよいのでしょうか?
必要な道具や着付けのポイントをまとめてみました。

必要なアイテム

着物として着付けたいときは、次の3つのアイテムを用意するだけでOK!

・長襦袢
・半衿
・足袋

長襦袢や半衿は絽など夏用のものを使います。長襦袢は半襦袢+ステテコなどで代用してもOKです。二部式襦袢であれば、白半衿がついた状態で売られています。
長襦袢・半襦袢・二部式襦袢の違いとは?>>

足袋は通年同じものを着用できますが、より夏らしさを出したいときはレース素材のものもおすすめです。

また、着物風に着たいときは帯選びもポイント。浴衣用の薄い単帯だと浴衣っぽさが残ってしまうので、着物にも合わせられるような上品なデザインの夏用半幅帯や名古屋帯を選んでみましょう。

着付けのポイント

着物風に着付ける時は、丈の長さに注意。
浴衣はくるぶしが見えるくらい短めに着付けるのが一般的ですが、着物の場合は長めに着付けます。

▲一般的な浴衣の丈感

フォーマルの場合は足の甲に触れるくらい(かかとが隠れるくらい)の長さが良いとされていますが、カジュアルの場合は動きやすいようにくるぶしが隠れるくらいの丈を目安にしてもOKです。
浴衣より長めに着付けることで、着物らしい上品な装いに見せることができます。

浴衣と着物、着方の違いとは?浴衣を着物風に着付ける方法もチェック
浴衣を着物風に着ることで、着用シーンの幅が広がるとともにコーデの楽しみも増えます。着付けのポイントは3つ。「半衿をつける」「足袋を履く」そして「丈を長めに着付ける」です。半衿は長襦袢につけて使うものですが、暑い日は筒袖の襦袢にしたり、衿部分のみのうそつき半衿などを使ってカジュアルダウンさせるのもアリ。

フレキシブルな使い方ができるセオアルファ。1枚持っておくと便利なので、ぜひ暑い季節のワードローブに加えてみてはいかがでしょうか?

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