みなさん、しじら織りってご存じでしょうか?
着物や浴衣、甚兵衛などに使われる綿織物の一つです。
今回きもの阿波和さんのアンバサダーをやらせていただくことになったのを機に初めて着てみたので、しじら織りの特長や着心地などをレポートします♪
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しじら織りとは?
しじら織りは、阿波地方(徳島)で作られる木綿織物のひとつ。最大の特徴は、生地の表面に見られるボコボコとしたシボ。
この凹凸は、「シボ」と呼ばれ、縦糸と横糸の本数と組み合わせや、縦糸との張力差を利用して、生み出される加工です。このような工夫を経て、織り上げた生地を、およそ75℃の熱湯にくぐらせて、その後、乾燥させることにより、この特徴的な「シボ」が生地に浮き上がります。
阿波和HP
このシボがあることで肌と生地が接する面積が少なくなるため、通気性がよくなり、夏でも快適に着用することが可能になるとのこと。しじら織りの着物は、単衣や夏着物としてはもちろん、浴衣としても着ることができます。
しじら織りの着物の季節や格、合わせる帯とは?
しじら織りの着物の時季は、だいたい5月~9月頃が目安。涼し気な着心地の着物なので、初夏~初秋にかけて単衣や夏着物、浴衣として着用します。
しじら織りはカジュアルシーン向けの木綿の着物。そのため、基本的にはフォーマル・セミフォーマルなシーンでの着用はNGです。帯は、着物として着るなら夏用の名古屋帯や上品な雰囲気の半幅帯、浴衣として着るならカジュアルな半幅帯や兵児帯がおすすめです。
気になる着心地のレポートやコーディネートをご紹介!
今回私が手に入れたのは、きもの阿波和さんのクリアなペールブルーが素敵なしじら織り着物(仕立て済み)です。
程よくハリがあってすべらないので、着付けしやすいです。着付けに慣れてない方でも扱いやすいと思います。生地は程よく厚みがあるので、透け感もなし。衿はバチ衿なので衿の太さは調整できませんが、手軽に着れるので楽ちんです♪
バチ衿とは?>>
シボのお陰で通常の木綿の浴衣よりも肌への密着が少なく、時間が経ってもさらりとした着心地をキープできそうです!
帯は献上柄の半幅帯を合わせてみました。無地感のあるシンプルなデザインだったので、帯合わせしやすいのもありがたいです。
他にもいろいろなコーディネートを試してみたので、少しだけご紹介!
▲ペールグリーンのレース半衿と木綿レースの半幅帯を合わせたコーディネート。着物が淡い水色なので、同じトーンのものでまとめました。
▲若干色が飛んでますが、淡いピンク系の半衿と、木綿の帯を合わせてロマンティックな感じに仕上げてみました。帯にリボンレースを掛ければ、さらに甘い雰囲気に。
お手入れの方法とは?
しじら織りの着物は、自宅で洗濯が可能。ネットに入れてオシャレ着用洗剤で洗濯機にかけてOKです。
洗濯後はアイロンをかけても大丈夫ですが、ぴっちりかけるとしじら織り独特のシボが失われてしまうので、手早くザッと済ませるのがコツとのこと。
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夏のカジュアル着として1枚持っておくと便利なしじら織り。シンプルなデザインのものが多いので、帯合わせしやすいのもうれしいところ。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね☆
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