【東京】アンティーク&リサイクル着物が買えるおすすめのお店5選

KIMONO HACK

洋服でも古着があるように、着物にもリサイクルやアンティークなど中古の着物があります。

呉服屋さんで新品を購入するのとはまた違った楽しみ方があるので、着物初心者から上級者の方まで幅広く親しまれています。


今回は初心者の方のために、東京でアンティークやリサイクルの着物が買えるお店をご紹介!着物を選ぶコツや着付ける時のポイント、収納方法などもまとめました。

アンティークとリサイクルの違いとは?>>

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東京でおすすめのアンティーク&リサイクル着物ショップ

東京でアンティークやリサイクルの着物が買えるおすすめのショップを5店舗ピックアップしました!私が実際に行ったことがある店舗のみ厳選しましたが、どこも豊富な着物や帯がそろってるのはもちろん、レトロな空間づくりへのこだわりも感じられるところばかり。

気になったお店はぜひ実際に足を運んでみてください♪
(店舗の外観写真は今後追加していく予定です)

キモノ葉月

「キモノ葉月」は、東京の大塚と代田橋に店舗を構えるアンティーク着物店。圧倒的な品ぞろえが魅力で、珍しい色柄の着物や帯、羽織が豊富!私もよく足を運びますが、「今日は買わない!」と決めていても、結局店に行くと100%の確率で購入してしまうほど、着物好きのハートを射抜く掘り出し物が満載です。土日祝日は予約制になっているので、来店の際は事前にDMや電話で問い合わせてみてください。

店舗名キモノ葉月(きものはづき)
住所<大塚店>
東京都豊島区南大塚3-44-11フサカビル2F
<代田橋店>
東京都杉並区和泉2-2-24大吉市場1階
電話番号<大塚店>
03-6709-4697
<代田橋店>
03-6265-8734
公式サイト<大塚店>
https://www.instagram.com/uchinopotemayo/
<代田橋店>
https://www.instagram.com/kimonohazuki77/

着縁

昭和の古いアパートを丸ごと改装したレトロな雰囲気が魅力のアンティーク着物店。下北沢の一角にある隠れ家的な店舗で、個性的な柄の着物や帯が豊富に取り揃えています。

着物の販売だけでなく、レンタルや着付けサービス、着付け教室、カフェ&バーなど多彩なサービスを展開している点も特長です。

店舗名着縁(きえん)
住所東京都世田谷区北沢2丁目9-22 着縁アパートメント
電話番号03-6416-8287
公式サイトhttp://kimono-kien.com/index.html

東京蛍堂

浅草六区にある狭い路地を抜けた場所にたたずむ、大正ロマンムード満載のアンティークショップ。着物はもちろんアクセサリーや和道具も豊富にそろっており、まるで大正時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな世界を体感できます。

店舗名東京蛍堂(とうきょうほたるどう)
住所東京都台東区浅草1-41-8
電話番号03-3845-7563
公式サイトhttps://www.tokyohotarudo.com/

Ponia-pon

大正末~昭和初期につくられたアンティーク着物をメインに取り扱っている着物店。店主である大野らふさんはスタイリストとして、テレビや雑誌、展覧会などでも活躍しています。お店はレトロな雰囲気漂う根津にあるので、お買い物ついでに着物での街歩きを楽しめる点もポイント。

店舗名Ponia-pon(ポニアポン)
住所東京都文京区根津2-8-2
電話番号03-3821-6270
公式サイトhttp://www.poniapon.com/

お江戸きもの大市

常設店ではないので番外編になりますが、「お江戸きもの大市」は日本橋などで毎月定期的に開催されている着物市。札幌、京都、大阪、滋賀、奈良、東京近郊のアンティークやリサイクルの着物ショップが一堂に集まるイベントです。

着物や帯、古布、メンズ、小物などラインナップは豊富。大きな広場や会場で開催しているので、店舗だとなかなか敷居が高くて入れないという初心者の方でも気軽に足を運ぶことができます。

店舗名お江戸きもの大市
住所<メイン会場>
東京都中央区日本橋室町2−2−1『日本橋室町桜通り地下歩道』
電話番号
公式サイトhttps://oedo-kimono.info/

アンティーク&リサイクルの着物を買うメリット

着物を買うなら新品の方が良いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、アンティークやリサイクルならではの魅力があるんです。

ここでは具体的にどんなメリットがあるのかをご紹介していきます。

価格がリーズナブル

3,000円で購入した小紋の着物

新品ではないため、価格はかなりお手頃。安いものであれば、なんと数百円単位で購入できるものも!そのため、気軽に色んな着物や帯にトライすることができます。

新品に近いものや、作家物などの良品は中古でも数万円以上の高値がついていることがありますが、それでも新品で購入するよりはかなりリーズナブルです。

現代ではあまり見られない柄が豊富

リサイクルで購入した名古屋帯と銘仙の着物

現在ではあまり見られない希少なデザインの着物や帯を見つけられるのも、アンティークやリサイクルの魅力のひとつ。

例えば、大正から昭和にかけて流行した銘仙の着物は、ビビッドな色合いやモダンな柄がとてもオシャレで多くの着物ファンに愛されていますが、現在はほどんど生産されていません。そのため、アンティーク&リサイクル着物店でしか出会えない希少な着物の一つとなっています。

一点ものが多い

リサイクルで購入した紬の着物と名古屋帯

もともと着物は、プレタではなく反物から仕立てるオーダーメイドが主流。

そのため、アンティークやリサイクルも一点ものの着物や帯が多いため、唯一無二の一着と出会うことができます。

アンティークやリサイクルの着物を選ぶときの注意点

アンティークやリサイクルの着物には魅力がたくさんある一方、購入時に注意すべき点もあります。次の2点をチェックしておけば、満足のいくお買い物につながりやすくなるのでぜひチェックしてみてください。

汚れや破れなどダメージの有無

アンティークやリサイクルの着物は、基本的に多少のダメージがあるものだと思っておいた方がよいでしょう。中にはまったく難がない新品同様のものもありますが、軽微な汚れからシミ、黄変、破れ、カビ、ほつれなどが目立つものまでダメージの程度はさまざま。あまりにダメージが強いものは、着用用としてではなくリメイク用として売られている場合もあります。

購入時にはどのようなダメージがあるのかをしっかり確認し、自分が許容できる範囲内のものを選ぶようにしましょう。

サイズ

アンティークやリサイクルの着物は、自分の寸法に合わせて仕立てたものではないので、サイズ感があわないことがあります。

特に古いものになるほど、小柄な女性が多かった時代のものになるため、着物や帯も小さいものがほとんど。着物の場合、着丈はおはしょりで多少調節ができますが、身幅や裄はあまりにサイズ感が違い過ぎると着付けがしにくかったり、襦袢が見えてしまったりすることもあります。帯の場合は短すぎると上手く結べないことがあるので、慎重に選んだ方がよいでしょう。

寸法やダメージは悉皆で直せる?

通常、着物の寸法直しやクリーニングは、悉皆屋(しっかいや)など専門業者に依頼します。アンティークやリサイクルの着物や帯も、もちろん依頼可能です。

ただし、長く放置され続けたシミや黄変、生地自体が弱ってしまっていることによる破損などは、修復できないことがありますまた、着物の着丈や裄、袖丈などのサイズは短くすることは基本的に可能ですが、長くすることは縫込みに余裕がある時のみ。

縫込みに余裕があって生地が出せても、古いものは経年によって縫込み部分が変色し、キレイにお直しできないこともあるので気を付けましょう。

悉皆に出すと、購入した額以上の金額がかかってしまうことがほとんど。
特に数百円、数千円単位の手ごろな価格で購入したものは、基本的に悉皆に出す前提での購入は避けた方が良いでしょう。

サイズ感があわない着物や帯を上手に着こなすには?

裄が短い着物

筒袖の半襦袢を使う

「裄が短くて襦袢が袖口から出てしまう」「袖丈の長さが合わない」という時は、筒袖の半衿付き半襦袢がおすすめ。袖が筒状になっているので、裄や袖丈を気にせずに着ることができます。

長襦袢・二部式襦袢・半襦袢の違いとは?>>

洋ミックスコーデにする

着物の下にブラウスやパーカー、シャツなど洋服を合わせるのも一つの手。むしろ、裄丈がある程度短いほうが、袖口のオシャレも楽しめます。また、つけ袖を利用して裄の短さをカバーするのも◎。

着丈が短い

レースやプリーツがあしらわれた裾除けを使う

着物 コーディネート

着丈が短い着物はそのままおはしょりなしで着ることもできますが、裾にプリーツやレースがあしらわれた裾除けをつかうのもおすすめ。着丈の長さをカモフラージュできるのはもちろん、個性的かつモダンな着こなしにアップデートできます。

より手軽にチャレンジするなら、裾除け代わりにロングスカートを合わせる方法もあります。

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裾除けよりも価格が手ごろな上、和服・洋服問わず使いまわせるので、コスパ的にもGOOD。

着物にスカートを合わせるときのコツとは?>>

帯が短い

短すぎてお太鼓が上手く作れない名古屋帯や袋帯は、作り帯に仕立て直すのも一つの手。生地が弱っていて強く引っ張ると破れそうな帯にもおすすめです。結びやすくなり、着付けの時間の短縮にもなります。

アンティークやリサイクルの着物の収納方法

アンティークやリサイクルも、収納方法は一般的な着物や帯と同じ。正絹の着物は湿気に弱いため、通気性のよい桐箪笥に保管するのが理想です。最近の桐箪笥はクラシカルなものだけでなく、洋室になじみやすいモダンなデザインのものや、ウォークインクローゼットにも収納できるキャスター付きのものなどさまざまなタイプのものがみられます。

一方で桐箪笥は「値段が高い」「場所を取る」などの理由から、なかなか購入に踏み切れない方も多いのでは?私もその一人です。なので、私はキューブボックス(カラーボックス)に収納しています。

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省スペースでたくさん収納できるので、個人的にはおすすめです。ただし、直に重ねるとシワになりやすいため、滅多に着ない方や高級な着物の収納には不向きかもしれません。

使用しているキューブボックスはこちらです

そのほか、プラスチックケースに入れたり、たとう紙に入れてスチールラックに重ねたりして収納する方法もおすすめです。


ファッションとしての可能性を存分に秘めたリサイクルやアンティークの着物。ダメージやサイズだけしっかりチェックしておけば、初心者さんでも気軽にトライできます。オシャレでプチプラ、そしてエコなアイテムで、着物ライフを楽しみましょう!

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