【初心者向け】着物や帯を買うならどこで買う?主な購入方法3選

KIMONO HACK

着物といえば呉服屋さんで対面で買うのが定番でしたが、今は購入経路も多様化しています。
今回は、着物や帯の主な購入方法とそれぞれのメリット&デメリットをお届けするので、ぜひ参考にしてみてください!

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呉服店

もっとも一般的な購入場所は、呉服店着物はもちろん、帯や和装小物、下着類なども販売しており、中には着物のクリーニングを取り扱っているところもあります。

幅広い品ぞろえが魅力の百貨店から、趣向性の高い専門店までありますが、まだ自分の好みが定まっていない初心者の方は、百貨店の方が幅広く提案してもらえるかもしれません。

主な呉服店>
一蔵
さが美
きものやまと
東京ますいわ屋
千總
ゑり善
銀座もとじ
・百貨店(高島屋・三越など) など

呉服店のメリットとデメリット

・プロのアドバイスを受けられる
・貴重な作家物や産地物の着物に出会える

呉服店は、着物の知識や販売が経験豊富なスタッフが直接接客してくれるので、分からないことを聞きながら商品を選びたいという方におすすめです。

さらに、有名な作家が手掛けたものや、京友禅、大島紬、沖縄紅型など、産地物の着物を取り扱っている店も多くあり、とことん質にこだわって着物選びをしたいという方にも向いています。

・入店&購入のハードルが高い
・押し売りされるケースがある

高級感のある店構えが多く、商品の価格帯も高いため、初心者の方は少々気後れしてしまうかもしれません。また、中には押し売り感が強い店もあり、想定より高いものや好みでないものをすすめられ、断るのに苦労することも。

そのため、まずは自分が信頼できる呉服屋さんを見つけることが必要になります。

着物を初めて買うならどんな着物がいい?>>

着物ショップ

近年呉服屋よりもカジュアルな雰囲気で、アパレルショップのような感覚で着物を選ぶことができる着物店が増えてきています。大手呉服店が展開しているもののほか、着物デザイナーやインフルエンサー、着付け講師などが個人で運営している場合もあり、形態はさまざまです。

このような店に正式な呼び名があるわけではありませんが、従来の呉服屋と区別するために、本記事では「着物ショップ」と呼んでいます。

カジュアルに利用できる主な着物ショップ>
大塚呉服店
豆千代モダン
さく研究所
ふりふ
KIMONO by NADESHIKO
京都きもの町
TSUBAKIAN STORE
街着屋 〜きもの遊び〜
KIMONO MODERN
など

着物ショップのメリット&デメリット

・価格帯が手ごろ
・トレンド感のあるオシャレがデザインが豊富

ショップによってコンセプトが異なるため品ぞろえも様々ですが、価格帯は王道の呉服店よりも比較的手ごろ。オンラインショップを展開しているところも多いので、スマホ一つで手軽に買える点も魅力です。

また、デザインも古典的なものからモダンなものまでバリエーション豊か。礼装としてだけでなく、普段着として楽しみたいという方におすすめです。反物ではなくプレタの着物をメインに扱っているショップも多いので、購入後すぐに着用できるところもメリット。

・常設店が少なく、商品を直接見れる機会があまりない

店舗展開が少なく、直接商品の色味や生地感をチェックできる機会があまりない点がデメリット。

大手呉服店が運営している着物ショップであれば、全国各地に実店舗を展開している場合もありますが、個人など小規模で運営しているショップは、期間限定のポップアップストアやオンライン販売がメインになっている場合も多くあります。

「着用イメージが湧きづらい」「写真と実物の色味が違った」というケースもあるので、なるべく実物を見てから購入したり、あらかじめ口コミをチェックしたりしておくとよいでしょう。

着物デビュー。予算をなるべく抑えるコツとは?>>

リサイクル着物店

3,000円で購入したリサイクルの小紋(正絹)

中古の着物を専門に取り扱っているリサイクル着物店。購入だけでなく、不要な着物や帯の買取を行っている店舗もあります。

主なリサイクル店>
たんす屋
福服
キモノ葉月
Kimono-Shinei 2号店
など

リサイクル着物店のメリット&デメリット

・手ごろな値段で購入できる
・仕立て済みがほとんどなのですぐ着用できる

アンティークやリサイクルを扱っている店の最大の魅力ともいえるのが、値段の安さ。安いものであれば、数百円、数千円で手に入れることができます。また、基本的に仕立て済みのものが多いので、上乗せで仕立て代がかかることもありません。

また、今ではあまり売られていないような希少なデザインのものなど、一点もののアイテムと出会える点もメリットです。

中古の着物を買うなら、リサイクル着物店のほか、フリーマーケットや骨董市などのイベントもおすすめです。

・ダメージがあるものが多い
・サイズがあわないことがある

中古のため、基本的にある程度のダメージはあると思っておいた方がよいでしょう。シミや汚れがあまりに酷いものは、着用用ではなくリメイク用として格安で売られていることもあります。

また、自分サイズに仕立てられているものではないので、着丈や裄丈など寸法があわないことも。そのため、初心者の方は着付けに苦労するかもしれません。

購入する際は値段やデザインだけでなく、商品のダメージ具合や寸法もしっかり確認しておくようにしましょう。

リサイクル着物の上手な選び方とは?>>


今回ご紹介した購入方法は、どれも着物を楽しむための有効な手段。予算や欲しい着物の種類などによって上手く使い分け、充実した着物ライフを満喫しましょう!

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