リサイクルで買ったものや貰い物の着物の中には、袖(裄)や身丈が短くていつもの着付けだとキレイに着れないことってありませんか?
今回はそんな短めの着物をうまく着こなす方法をご紹介します!
※本ページにはプロモーションが含まれています
アンティークやリサイクル着物は小さいものが多い
過去10年~20年くらいの比較的新しいリサイクル着物であれば大きめのものもありますが、昔は小柄な方が多かったため古いものほどサイズが小さめ。
昭和以前のアンティーク着物だと、身丈が150cm以下のものもよく見られます。
袖(裄)が短い着物の着こなし方法
衿を多めに出す
普段よりも衿を少し多めに見せ、肩山をずらすことで裄の長さを多少確保することができます。
その際、襦袢の衿あわせも深めにするので、いつも浅めに着付けている方は伊達締めを上の方にした方がよいかもしれません。
筒袖の半襦袢を使う
通常の襦袢だと着物の袖からはみ出してしまうという場合は、筒袖になった半襦袢がおすすめ。
裄はもちろん袖丈も気にしなくていいので、気軽に着付けをすることができます。
長襦袢・二部式襦袢・半襦袢の違いとは?>>
襦袢の袖の長さを調整する
襦袢の袖を縫ったり、安全ピンや両面テープなどで留めて裄の長さを調整する方法もあります。
簡単なやり方が以下の動画で紹介されているので、ぜひチェックを♪
襦袢の袖口にレースをつける
襦袢の袖口にレースをつけたり、筒袖+付け袖でアレンジしたりすれば、より個性的なアレンジに。
裄の短さをカモフラージュしながらも、オシャレに見せることができます。
ブラウスやパーカーなど洋服を合わせる
着物の下に襦袢ではなく洋服を合わせて、和洋ミックスコーデにするのもひとつの手。
色柄もののブラウスやパーカー・ハイネックなどを合わせれば、コーディネートのアクセントにもなります。
着丈が短い着物の上手な着こなし方法
腰ひもの位置を低くする
腰ひもを腰骨のあたりまで下げてしまえば、おはしょりが多少とれるようになります。
腰ひもの位置を低くする場合、体型によってはだんだん紐の位置が上に上がってきてしまうことがあるので、しっかり補正して寸胴にしておきましょう!
対丈で着付ける
いっそのことおはしょりを作らず、そのまま対丈で着てしまうのもおすすめ。
腰ひもを少し高めの位置で締めて、おはしょりが帯の下に完全に隠れてしまうように着付けます。
おはしょりをキレイに整える必要がないので、時短にもなるかも⁉
あえて短く着付けて靴を合わせる
草履ではなくブーツやパンプスなどを合わせる場合は、少し短く着つけたほうがバランスよく見えるので、短い着物の着こなしにぴったりです。
靴下の色柄や素材感もコーデのポイントになるので、オシャレのバリエーションも広がるはず。
袴コーデにしてみる
ボトムスに袴を合わせるのも、身丈の短い着物を着こなす方法の一つ。
むしろ袴の場合は着物の丈が短い方が着付けしやすいというメリットもあります。
あえて裾除けをみせる
裾先にプリーツやレースがあしらわれている裾除けを使って、短い着物をおしゃれに着こなすこともできます。
その先駆的なアイテムがミセル裾除けホムシュヘム。
色柄も豊富なので、きっと好みの一枚が見つかるはず。
ホムシュヘム公式サイトで詳しく見る>>
また、裾除けではなくロング丈のプリーツスカートで代用するのもOKです。
専門業者に依頼して長さを出してもらう方法も
袖や着丈が短い場合、モノによっては縫い代を調整して長さを出すことも可能。
和裁ができる方やお裁縫が得意な方は自分でできるかもしれませんが、素人だと失敗してしまうおそれもあるので、悉皆屋など専門業者へ依頼することをおすすめします。
着物の状態によっては調整ができない場合もあるので、まずは相談&見積もりだけ依頼してみても良いかもしれません。
裄や着丈が短い着物も、ちょっと工夫をするだけでおしゃれな着こなしに。
ぜひ自由にアレンジして着物ファッションを楽しんでみてくださいね!
<あわせて読みたい記事>
足袋のこはぜ。枚数に意味はある?>>
コーデに可愛さをプラスするレースリボン活用術>>
ワンピース×着物で最速着付け!>>