【春の着物コーデ】3・4・5月の羽織ものの選び方

KIMONO BASIC

春は昼夜の寒暖差が大きい季節。

洋服同様和服も羽織もの、いわゆるアウターで上手に調節するのがポイントです。そこで今回は春に活用したい着物のアウターについてご紹介します!

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春におすすめの羽織ものの着用時期

春に着用する羽織ものには以下の種類があります。

  • 防寒用コート
  • 和装コート(袷・単衣)
  • 羽織(袷・単衣)
  • 塵除けコート
  • 薄羽織

これらの着用時期の目安を、3月・4月・5月の月別にまとめてみました。

3月4月5月
・防寒用コート
・袷の和装コート
・袷の羽織
・袷の和装コート
・単衣の和装コート
・袷の羽織
・単衣の羽織
・単衣の和装コート
・単衣の羽織
・塵除けコート
・薄羽織

上記の表の着用シーンや季節はあくまでひとつの目安であり、アウターの素材やデザインなどによって異なることがあります。また、3月・4月でも初夏並みの気温になることもあるので、その場合はルールにこだわりすぎず、体感温度によって使い分けるようにしましょう。

春におすすめの羽織ものの種類

春におすすめの羽織のものを、それぞれ具体的に解説していきます。

寒い時季に大活躍!防寒用コート

ウールやベルベットなどの素材でできた防寒用コート。和装向けのものは、衿元や袂・身幅が洋装用よりゆったりとしているのが特長です。

主に冬に着用するものですが、3月上旬くらいまでは真冬並みの寒さが訪れることもあるので、気温にあわせて取り入れてみましょう。

洋服向けのコートでも、衿回りや袖口に余裕のあるアウターであれば着物にも合わせられるので、上手く取り入れてみましょう!以下は洋服用のアウターを合わせたコーディネートです。

着物のアウターの定番・和装用コート

道中着、着物、着物コート
道行衿

道行や道中着はジャケットのような感覚で着る、和装コートの一種。千代田衿、へちま衿 など衿の形によってさまざまな種類がありますが、定番は道行道中着です。

道行は道行衿(みちゆきえり)と呼ばれる四角い衿が特長。スナップボタンで前を留めるので、すっきりとしたシルエットになります。

道中着は、着物の衿あわせと同じような仕立てになっている和装コート。道行よりややカジュアルな印象の装いになります。

どちらも裏地がついた袷仕立てのものと裏地がついていない単衣仕立てのものがあるので、季節にあわせて選んでみましょう。

カーディガン感覚で楽しめる羽織

和装向けの羽織ものの中でもっともカジュアルなのが、羽織。カーディガン感覚で着るもので、前を羽織紐で結ぶなどして着用します。

色柄が豊富なので着物に合わせてさまざまなテイストを楽しめますが、春っぽさを出すのであれば旬のモチーフがあしらわれたものや淡い色のものがおすすめです。和装用コートと同様、袷仕立てと単衣仕立てのものがあります。

塵除けコート・薄羽織

絽や紗、レースなどの素材でできた透け感のある羽織ものもあります。道行・道中着といった和装コートタイプのものは塵除けコート、羽織タイプのものは薄羽織で区別されることが多いようです。

初夏~盛夏がオンシーズンになるため、もともとは6月頃から着用されることが一般的でしたが、最近は暑い時季が長くなってきているため、4月頃から着用することも少なくありません。

さっと肩にかけるだけでオシャレになれるショール

サッと羽織れるショールもおすすめ。途中で暑くなってきても、たたんでバッグなどにしまえる利便性が魅力です。

和装用ショールもありますが、洋装のものでもOK。色や素材感も春らしいものを選んで、コーディネートのアクセントにしてみましょう。

羽織ものの防寒以外のメリットは?

和装にアウターを取り入れることは、実は防寒以外にもメリットがあります。例えば、帯が引っかかったりして着崩れしてしまうのを防ぐ役割も。

万が一崩れてしまった時も、アウターがあれば隠すこともできるので、着物初心者さんには特に頼もしい存在になるはずです。

アウターを取り入れて春コーデをもっと楽しんで!

防寒はもちろん、よりオシャレなコーディネートを楽しめたり、着崩れを防げたりと、至れり尽くせりのアウター。

シーンに合ったアイテムを取り入れて、より素敵な春の着物コーデを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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