春は昼夜の寒暖差が大きい季節。
洋服同様和服もアウターで上手に調節するのがポイントです。そこで今回は春に活用したい着物のアウターについてご紹介します!
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着物用アウターの種類
主な着物のアウターの種類は以下の4種類です。
・道行(みちゆき)
・道中着(どうちゅうぎ)
・羽織
ちなみに「着物(和装)コート」は定義があいまいで、道行や道中着のことを指すこともありますが、ここではウールなどでできた真冬に着用する厚手のコートとして解説していきます。
寒い季節に大活躍!着物コート
ウールやベルベットなどの素材でできた防寒用コート。
和装用のコートなので、衿元や袂・身幅が洋装用よりゆったりとしているのが特長です。
冬っぽさが出るので春の装いとは言えませんが、3月上旬くらいまでは真冬並みの寒さが訪れることもあるので、気温にあわせて選びましょう。
洋服向けのコートでも、衿回りや袖口に余裕のあるアウターであれば着物にも合わせられるので、上手く取り入れてみましょう!以下は洋服用のアウターを合わせたコーディネートです。
和装アウターの定番・道行&道中着
道行や道中着はジャケットのような感覚で着る、和装コートの一種。
千代田衿、へちま衿 など衿の形によってさまざまな種類がありますが、フォーマルシーンにも着ていけるのが道行。
色柄によってはカジュアルシーンでもOKなので、和装コートの中でもっともスタンダードなコートです。
道行衿(みちゆきえり)と呼ばれる四角い衿が特長で、スナップボタンで前を留めるので、すっきりとしたシルエットになります。
また、普段着用であれば道中着も一般的。
道行よりややカジュアルな印象の装いになり、着物の衿あわせと同じような仕立てになっています。道行や道中着はベルベットなど冬感の強い素材でなければ、基本的に盛夏以外は着用可能。
春なら旬の草花があしらわれたデザインや、淡い色のものを選ぶと季節感が出せます。
カーディガン感覚で楽しめる羽織
和装アウターの中でもっともカジュアルなのが、羽織。
カーディガン感覚で着るもので、前を羽織紐をつけて結ぶなどして着用します。
色柄が豊富なので着物に合わせてさまざまなテイストを楽しめますが、春っぽさを出すのであれば、道行や道中着と同様旬のデザインや淡い色のものがおすすめです。
清涼感のあるレースのアウター
道行や道中着・羽織には、盛夏にも着用できるレース素材のものがあります。
温かさが増す単衣の季節になれば、レース素材のアウターをあわせるのもおすすめ。
和装は、旬より少し早めに季節のものを取り入れるのがオシャレとされているので、気温に合わせて4月~5月ごろから取り入れるのもよいでしょう。
さっと肩にかけるだけでオシャレになれるショール
アウターではありませんが、防寒対策という意味ではショールもOK。
和装用ショールもありますが、洋装のものでも問題ありません。色や素材感も春らしいものを選んで、コーディネートのアクセントにしてみましょう。
防寒以外のメリットとは?
和装にアウターを取り入れることは、実は防寒以外にもメリットがあります。
例えば、帯が引っかかったりして着崩れしてしまうのを防ぐ役割も。
万が一崩れてしまった時も、アウターがあれば隠すこともできるので、着物初心者さんには特に頼もしい存在になるはずです。
アウターを取り入れて春コーデをもっと楽しんで!
防寒はもちろん、よりオシャレなコーディネートを楽しめたり、着崩れを防げたりと、至れり尽くせりのアウター。
シーンに合ったアイテムを取り入れて、より素敵な春の着物コーデを楽しんでみてはいかがでしょうか?