春のレース着物コーデのコツや着て行けるシーンを解説!

レース着物 レース 生地 KIMONO LIFE

エレガントかつスイートな魅力を放つレース。近年は洋服だけでなく、着物の素材としても多く見られるようになってきました。そんなレースの着物の軽やかかつ華やかな雰囲気は、春の装いにぴったり。

そこで今回は、春のレース着物の楽しみ方についてまとめました!

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レース着物とは?

レース着物は、その名の通りレース素材で作られた着物のこと。2016年~2020年頃からSNS映えする着物としてレンタル界隈を中心にInstagramなどで急速に普及。それ以前からレース着物自体はありましたが、普段着物にあまりなじみがない10代・20代の若年層からも支持されるようになり、令和の着物トレンドのひとつとなっています。

素材は、主にポリエステルなどの化学繊維や木綿。正絹の着物より扱いやすく、ワンピース感覚で楽しめる点も魅力です。

レース着物の格と着て行けるシーンとは?

着物には振袖、訪問着、小紋などの種類があり、ものによって格が異なります。レース着物はどこに入るかというと、基本的にはカジュアル着物の部類。化繊のものであれば小紋、木綿のものであれば木綿の着物と同じような扱いになります。

ただし、振袖や色無地感覚で着れるレース着物もあるので、その場合はフォーマル・セミフォーマルシーンでも着用可能です。

春のレース着物の選び方

ここからは、春にレース着物を楽しみたい方のために、おすすめの選び方をご紹介します。

春らしい色合いのものを選ぶ

春 着物 色 パーソナルカラー カラーコーディネート

春らしさを出すなら、淡いパステルカラーのレース着物を選ぶのがおすすめ。色鮮やかな花々や春の暖かな日差しを思わせるようなカラーは、レースのエアリーな雰囲気ともマッチします。

だんだんと汗ばむような日が増えてくる5月以降は、パステルカラーより淡く、涼し気な印象のシャーベットカラーを選んで初夏らしさを出すのもよいでしょう。

素材の好みで選ぶ

レース着物は、素材によって雰囲気がガラリと変わります。化繊のものは程よくツヤ感があるため上品な雰囲気に、木綿のものは素朴な風合いでカジュアル感が強くなります。

その他、以下のようなメリット・デメリットがあるので、自分にあったものを選んでみましょう。

化繊木綿
メリット・洗濯機で洗える
・型崩れしにくい
・耐久性がある
・通気性がいい
・洗濯機で洗える
・肌触りがいい
デメリット・静電気が発生しやすい
・自然素材に比べると通気性が劣る
・洗濯すると縮む場合がある
・色落ち・色移りしやすい

仕立てで選ぶ

着物の仕立てには、裏地がついている裏地がついていない単衣透け感のある薄物(夏着物)の3種類があります。化繊のレース着物には、袷と単衣の両方がみられますが、木綿のレース着物は木綿の着物自体が単衣仕立てしかないので基本的に単衣のみです。

ものによっては浴衣や夏着物として着用できる場合もあるので、季節や着て行きたい場所にあわせて選んでみてください。

レース着物にあわせる帯

半幅帯 浴衣 着物

あわせる帯は、着物の格によって選びましょう。

カジュアル向けのレース着物であれば、名古屋帯や半幅帯、兵児帯などカジュアル向けのものを、振袖や色無地感覚で着れるレースの着物などは、フォーマル・セミフォーマル向けの袋帯などをあわせます。

【保存版】袋帯、名古屋帯、半幅帯の違いは?帯の種類や格を一挙大公開
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レース着物で楽しむ春のコーデ術

レースの着物を春らしく楽しむためのコツを3つご紹介。好みにあわせて取り入れて、レース着物のオシャレを存分に堪能しましょう!

小物で春らしさに拍車をかけて

春色のレース着物には、淡い色や明るいトーンの小物をプラスして季節感を出してみましょう。トーンや色味をあわせることで、コーディネートに統一感も生まれます。

濃い色のレース着物を着たいときは、帯揚げや半衿など小物でさり気なく春色を。重くなりがちな濃い色に程よく抜け感が出て、甘すぎない大人のレース着物コーデに!

レースで統一感コーデ!

レース着物 木綿レース 木綿半衿 カジュアル着物

思い切って全身レース素材にするのもおすすめ!着物はもちろん、帯や半衿、足袋、バッグなどの素材をレースで統一すれば、より華やかな印象に。

色襦袢で上級者感のある粋な装いに

レース着物、色襦袢、カジュアル着物
左:黒い襦袢 / 右:白い襦袢

レースの種類によっては、襦袢が透けて見えるものもあります。そんなレース着物なら、襦袢でコーデを一捻り。襦袢といえば白がスタンダードですが、実はカジュアル向けのものは色柄が豊富。あえて襦袢を変えるだけで、1枚のレース着物から多彩な表情を引き出すことができます。

春以外にレース着物を着てもOK?

レース着物は、もちろん春だけの着物ではありません。裏地のついた地の厚いものであれば袷の季節に、裏地のついていない単衣なら春や秋に着用できまます。透け感の強いものだと夏向けになりますが、単衣仕立ての木綿のレース着物であれば、秋・冬・春の3シーズン着れるものもあります。

一口にレース着物といってもさまざまな生地感・仕立てのものがあるので、四季折々のレースを楽しんでみるのもよいでしょう。

レース着物のお手入れ方法

レース着物の主な素材は化繊や木綿。毎回洗う必要はありませんが、汗をたくさんかいたり汚れが気になったりしたときは、洗濯機で洗えるものがほとんどです。型崩れやレースが引っかかって破れてしまうのを防ぐためにも、ネットに入れてオシャレ着コースで洗うようにしましょう。

ただし、中には洗濯機でのお手入れに適さないものもあるので、あらかじめ洗濯表示の確認はマスト。特に木綿は縮んだりシワになったりする可能性があるので、心配な場合は無理に自分で洗濯せず、着物専門のクリーニング店などへの相談がおすすめです。


洋服感覚でオシャレな春コーデを楽しめるレース着物。春は何か新しいことを始めたくなる季節。まだ着たことがないという方も、この機会にレース着物デビューをしてみてはいかがでしょうか?

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