【2023年版】着物をクリーニングに出したい!丸洗いにかかる値段の相場を比較

お手入れ・HOW TO

洋服とは少し勝手が異なる着物クリーニング

絹織物である上に、繊細な染色や刺繍が施されてるものもあるので、とてもデリケート。そのため、一般的なクリーニング店ではなく、呉服屋や悉皆屋など専門業者に依頼するのがおすすめです。

では、値段は一体いくらぐらいかかるのでしょうか?今回は、呉服店3社ネットショップ3社の丸洗い価格をリサーチしてみました!

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そもそも丸洗いとは?

まず、丸洗いについておさらいしておきましょう。

丸洗いは、石油系溶剤を使って専用の機械で洗うドライクリーニングのことで、着物に付着した軽い汚れを落とすものです。

丸洗いも京洗いも同じです。お客様の多くはいろいろな洗い方があるのだと誤解をしているのですが、それぞれの会社や店で勝手に名前をつけているだけです。
ただ、一概に丸洗いと言っても、手のかけ方は店によって違うので、預ける前に一度説明を受けたほうが良いでしょう。

参照:着物クリーニング専門店 きもの辻

着用するたびに洗う必要はありませんが、季節の変わり目など、シーズンが終わって長く着ない時に出しておくのがおすすめです。

ただし、シミやカビなどは丸洗いでは落とせません。

「シミ抜き」や「カビ取り」などといった作業が必要になるため、別途見積もりを立ててもらいましょう。

丸洗いと洗い張りの違いとは?

着物の洗い方には、主に丸洗い洗い張りの2種類があります。

丸洗いは、着物をそのままの状態で丸ごと洗うこと。

一方の洗い張りは、一度着物を全部ほどいて反物の状態に戻して洗う方法です。

昔は後者の方が主流でしたが、洗濯後に改めて仕立て直さなくてはならないので、その分時間もコストもかさみます。

そのため、最近は手軽な丸洗いが主流になっています。

呉服屋の丸洗い価格一覧

まずは呉服店3社の丸洗いの価格から。

今回は「一蔵」「きものやまと」「さが美」をチェックしてみました。

★価格はすべて税込み価格です

  一蔵 きものやまと さが美
着物 5,000円 5,500円~ 6,050円
5,000円 3,300円~ 6,050円
長襦袢 5,000円 5,500円~ 6,050円
羽織  ※ 6,050円
七五三祝着  ※ 6,050円
 ※ 6,050円
※公式HPに記載なし。詳しくは直接問い合わせを。

値段の開きがありますが、これは作業工程の違いなどが要因と思われます。

また、職人の技量の違いや、サービス展開の仕方による場合もあるため、一概に値段だけ見て良し悪しを問うことは難しいです。

いずれにしても、店頭で受け付けている呉服屋さんは直接一緒に現物を見ながら相談できるのがメリット。

丸洗いをしようか迷っていたり、あわせてシミ抜きなど他のお手入れも検討したりしているなら、相談だけでも行ってみるといいかもしれません。

【それぞれの詳しい価格はこちら】
一蔵公式サイト>>
きものやまと公式サイト>>
さが美公式サイト>>

ネットで依頼できるクリーニング業者の丸洗い価格一覧

次にネットで依頼できる業者を見てみましょう。

★価格はすべて税込み価格です

 きものtotonoe着物ひととき【アライバ】
着物7,920円~2,470円~3,980円
4,620円2,750円~
長襦袢4,620円2,470円~
羽織4,620円2,470円~3,980円
七五三祝着3,850円~2,970円~
3,980円
(※公式HPに記載なし。詳しくは直接問い合わせを。)

上記3ショップの場合、結構値段に開きがあります。

「きものtotonoe」さんはこの中では少し割高に感じますが、キャンペーン割引でかなりお得に利用できる場合があるので、そのタイミングを狙うのがおすすめです。

「着物ひととき」さんは全体的にお手ごろ価格。セット割引などもあるようなので、複数枚依頼したい場合はお得に利用できそうです。

最後の「アライバ」さんは、価格設定が明瞭。帯や長襦袢の記載はありませんでしたが、着物はどれでも一律価格とのこと。

ネットは、キャンペーンやセット割、着物保管サービスなど、呉服店よりもバリエーションに富んだサービス展開をしている印象があります。

今回ご紹介したお店はどれも配送型なので、近くに「着物クリーニングができる店がない」「自分で持っていくのが面倒」という時に便利です。

【それぞれ詳しい価格はこちら】
【アライバ】 >>
きものtotonoe公式サイト>>
着物ひととき>>

まずは専門家に聞きながら業者を決める

呉服店でもネットでも、値段だけで仕上がりの優劣は付けられませんが、自分が信頼できる工程・納得できる値段のものを選ぶことが大切です。

そのため個人的には、初めて依頼するときやお手入れの仕方に迷っているときは、ネットではなく実際に足を運べる店舗で、専門家の話を聞きながら決めるのがおすすめです。

もちろん、ネットの場合でも電話やメールで直接サポートしてくれるショップが多くあるので、問い合わせにもスムーズに対応してくれる業者を選ぶとよいでしょう。

大切な着物を良い状態で長く楽しむためにも、信頼できるお手入れのプロをぜひ見つけてみてください!

※掲載している価格はすべて2023/4/10時点のものになります。

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